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2017.08.25

第二回「譲り合いは避けたい」 / 中原健仁

先日、というか昨日。

僕らのLINE LIVE番組、通称「LITV」の撮影がありました。

その帰りに起きた、なんとも言えないお話です。







僕、真ちゃん、大喜の3人で電車に乗りまして、

最初は満席だったのですが、すぐに席が一つ空いたんです。

まず大喜が座り、次にじゃんけんで勝った真ちゃんが。

僕は真ちゃんの前に立って、3人で話していました。

しばらくして次の駅に到着。大喜の隣が空きました。

しかし、空いた席の前には、大学生っぽい娘さん。


ここまでを整理するとつまり、こんな状態です。

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話していた様子を見ていたからか、

娘さんに「どうぞ」と促されました。

しかし、僕も「いえいえ、娘さんこそどうぞ」と手で応じます。

それとほぼ同時に娘さん。僕よりも優先すべき相手を見つけたのでしょう。

新しい乗客、爺に「どうぞ」と声をかけます。その距離約2m。

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しかし爺もまた、僕と娘さんのやりとりを見ていたのか、

若干座りたそうでありながらも「いやいや、大丈夫だよ」と躱す。

この時点ですでに2人もの乗客に、譲り合いリレーのバトンをスルーされてしまった娘さん。

集まるギャラリー(乗客)の視線。プレイヤー(僕・娘さん・爺)に降りかかる謎のプレッシャー。

ここで終わるわけにはいかないと誰もが思ったその時。

爺が動いた。

さらに後方に居た婆に声をかけたのである。

爺「あっ、どうぞどうぞ!」

ここぞとばかりに乗っかる娘さん。

娘さん「どうぞー!!」

ここまでくると、もはや譲り合いなのかなんなのか。




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まさかつい先刻までギャラリーだった自分が

4m先から謎の土俵に引き上げられるなど、ついぞ思わなかっただろう。

現役のリレー選手でも、4m先からのバトンはさすがに受け取れまい。

明らかに焦りが伺える婆。もう、頼むから座ってくれ、婆。





婆「も、もうすぐ降りるから、降りるから...だいじょうふょ...」




BAA――――――――!!!!!!



全プレイヤーの望みを絶ち切った婆、さらに奥へ行き、退場。

ただならぬ空気の中、いつもは嬉しいはずの空席が禍々しいオーラを放つ。

騒動に乗じてどこかへ消えた爺。取り残された僕と娘さん。

ダメ押しでもう一度、娘さんに声をかけてみる僕。

僕「ど、どうぞ...。」

娘さん、無言でスッと一歩下がり、伏し目がちに首を横に振る。



ああ....。これはもう、だめだ。だめなやつだ....。



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諦めて魔の椅子に座しました。なんたるプレッシャー...。


譲り合う心。それは素晴らしいものです。
しかし、もし、あなたが譲っていただいたときは、
まず周りを確認してみてください。
そして大丈夫そうなら、どうかスッと座ってください。
謎のバトンリレーが始まることはきっとありません。
みんなハッピーです。椅子も禍々しいオーラなんか放ちません。


それでは、また来週!

2017.08.25

暇 at エクスプレス / 松本大

暇です。度合いでいうと「激」が付くほどに。新幹線に揺られながら、広島に向かっています。中学の同級生の結婚式に参加するために。

「結婚するの」と連絡が来たのが大体1年ぐらい前。そんなに早くからスケジュールを押さえられる事も滅多にないから、どんどん記憶の隅に掃かれていき、ちょうど1週間ほど前、自分が友人の結婚式で何をする予定だったのか、何を語るつもりだったのか、思い出すために記憶の隅々まで大掃除をしなければならなくなった。まぁ、常に予定を立てずにその日その日生きているので、自分でスケジュール管理するのはやめようと改めて思った。と、同時に僕を管理してくれている周囲の人達に感謝の気持ちが浮かんだ。

管理といえば、最近はスタッフによるスケジュール管理以外に、楽曲制作をメンバーに管理されるようになった。簡単に言えば、新しい曲の進展、つまり、〆切をメンバーに設けられた状態になっている。その昔、プレイステーションで「デジモンワールド」というゲームがあり、ファイル島と呼ばれる島の中にあるダイノ古代境では「時急域」なる地帯が存在していて、その地帯では時間が2倍速く進むという設定なのだが、制作活動時の僕の部屋はそれとほぼ同じ感じなのだ。僕の体感では2〜3時間なのに、実際は2〜3日経っている状況を危惧した周囲による措置。〆切は怖い。

話を戻します。

明日の結婚式で、「うたをうたう」という大役を課されているのだけど、結婚式に合うような曲は皆さんご存知の通り持ち合わせていないので、それでも自分の曲を歌うか、誰もが知っているラブソングに力を借りるか、未だふわふわしたまま、身体はぐんぐん広島に近付いております。気付けば新大阪。こう、あっという間に移動できてしまう現代は、なんか、すごいね。

友人にとって、たぶん一生に一度(であってほしい)大切な日。さらっと誘ってきたけど、これはかなりのプレッシャーだと今更気付く。健仁のお兄さんの結婚式でも演奏させてもらったけれど、その時は健仁がやる曲を決めたし、「弟の成果」を発揮する場でもあったし、何より親族の会だった。プレッシャーもあったけど、幼稚園のお遊戯会的空気の中で演奏してきたので、何やっても許される感があった。今回はあの日と明らかに違う。「ヤバい。いやいや、なるようになるよ。いやヤバい。どうしよう。でも、お前にできる事なんかそんな多くないじゃん。ありのままでやろうぜ。ヤババイ。」

頭の中では複数の小人が総動員でアイデアを持ち寄っているよ。まぁーーーーがんばろ。

そういえば、初ひとり新幹線。ひとりで遠くまでいけるようになったね。大人だね。心細いね。まぁーーーーがんばろ。暇だ。

タイトルわけわからん。

2017.08.17

第一回「ベースが好き」 / 中原健仁



どうも。1か月ぶりの健仁です。

今まで月1にも満たないペースで更新してきましたが、
ついに始めます。週1ペースのブログコーナー「○○が好き」。

僕が好きなものや嫌いなもの、
ネタに困ったらなんでもないものまで書いていきます。

ぶっちゃけ、第一回から不安しかありませんが、
書く文章量は意識せずに、ちまちまやっていこうと思います。


というわけで、記念すべき第一回だし、
今回は僕の好きなもの。"ベース"について書きます。


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ベースの何が好きかってもう、
マイベースが好きだーーーーー!たまらない!!もう、言いようのないくらいに好き!!

言いようがないので以上です!

嘘です。ちょっとトイレ行きたかったんです。

けど、本当に叫びたくなるくらい大好きな、マイベース。


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「Fender JAPAN : Jazz Bass 75'Reissue」

中学2年生の頃、真ちゃんと初めて遊んだ日、こいつに出会いました。
その時はこんなピッカピカな姿。テッカテカ。ツッルツル。
小学1年生のような純粋無垢さを放っています。

木目が最高に格好良くて一目惚れして、
いつか絶対に買ってやろう。ってその日決めました。
試奏するのがなんかおっかなかったから、弾きもせずに決意しました。


そして中学3年生の終わり頃、
お年玉全部とお小遣いと爺ちゃんのバックアップで購入しました。
(後日、爺ちゃんが母ちゃんに怒られる。拗ねてた。)


とにかく嬉しくって、家に帰ってからすぐに
弾きまくって、飾って、ひたすら眺めては「すげえ」って言ってのループでした。
毎日弦もボディも磨いて、少しでもぶつけようものならベースに謝るほど、
大事に大事にしていました。それはもう、我が子のように。



7年後。


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見違えたよね。ってかもうこれグレたよね。
ギャンギャンに削れて、薬品で錆びたり色が付いて、
もはやヤンキーチームの頭張ってるとか通り越して、北斗の拳とかに出てきそうだもん。

年を重ねる毎に知識も増えていき、
ピッカピカのベースへの初々しい気持ちを忘れ、
段々とヴィンテージ楽器の渋さに魅了された結果、
リペアマン兼クラフトマンの方に派手に削ってもらうという、
昔ではとても考えられない暴挙に出ました。



~15歳のキミへ~

念願のFenderのベース、ついに手に入れましたね。
おめでとうございます。
毎日たくさん弾いて、眺めて、磨いていますね。
父ちゃんが柿の種をベースにこぼした時、
反抗期のキミはちょっと涙堪えながらプチ切れましたね。
気持ちはすごく分かります。

でも安心してください。


10年後、削ります。


キミは自分の意志で、意気揚々と、削ります。


柿の種なんてちょっと払えば済む話じゃないですか。
お父さんには今すぐ、俺もごめんって謝りましょう。


なぜならキミは10年後、薬品をぶちまけます。


いいですか。
10年後のキミは、削った挙句にぶちまけます。
洗剤を付けた激落ちくんでも敵わないほどの薬品を、ぶちまけるのです。

なんならこの文章を打っている最中に
手元が狂ってウナクール塗っちゃいました。これはまじごめん。


...どうか安心して、練習に勤しんでください。

~10年後のワタシより~


謝罪も済んだことなので、なぜこうしたのかと言うと、
ヴィンテージへの憧れだけってわけではないのです。

こういった"塗装を削る(剥ぐ)加工"を、レリック加工というのですが、
レリックをしたことでこのベースは、木の鳴りが段違いに良くなったのです。
ギュッと締まった音から、温かい低音が出るようになって、
低音から高音までバランスが良くなりました。
まあともかく平たく言うと、音が良くなりました。それこそ見違えるほど。

あとこれはついでだけど、ボディが軽くて暴れやすい。


でもなによりも、やっぱり長年ずっと触ってきたことが大きいと思います。
愛着は変わらないどころか増すばかりです。そりゃそうか。
これからどんな音になっていくのか楽しみでたまらない。

こいつだけはずっと手放さないで、恐らく本当に墓まで持っていきます。


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最後に、
これから楽器を始める方によく、
「どんなものを買えばいいか分からない」と聞かれます。
色んな見方のアドバイスがあると思いますが、
僕は断然、「まず見た目がグッときたもの」を推します。

なぜなら、きっと弾きたくてたまらなくなるから。
そして大好きな楽器を演奏する自分もきっと好きになれるから!
なによりもまずは「楽しい」と思うことが大事だと思います。
楽しくって弾いているうちに、他の機材が必要になって、
そこから色々試したらいいと思います。


ので!もし興味を持った方はぜひ!!
Twitterなりなんなりで俺に自慢してください。笑


それでは第一回はこの辺で!