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2017.09. 5

第三回「それでもお酒が好き」 / 中原健仁


幸か不幸か、僕はあまり派手な酔っぱらい方はしません。


素行が悪くなったり、失踪したり、泣き上戸になったり、
「at (liberty)」という曲を
大喜「りばひぃー」
と言うくらい呂律が周らなくなったりと、
人によって酔い方は様々ですが、
僕はテンションが高くなって声が少し大きくなるくらいで、
わりと意識ははっきりしてる方だと思ってます。

ですが、それでもお酒にまつわる失敗はあります。


初めての失敗は大学の飲み会でした。


あまり参加できていなかったサークルの、
「引退お疲れさま」飲み会でした。

幽霊部員的なポジションだった僕を
複数人が「おいでよ」って誘ってくれたので、
それはもう嬉しくて嬉しくて。

学食でなんとなく一緒になってた名前を知らないあの人や、
「あっ、お、おす!」しか会話したことのない彼も来るそうです。


あまりに楽しみすぎて舞い上がった僕は
遥か彼方、3駅先の駅に向かってなぜかチャリンコを飛ばしました。

駆け出して一つ目の駅あたりでガラスを踏むアクシデント発生。

まんまとパンクしたので、駅まで走って結局電車に乗りました。
かなり早めに出たのに、汗だくで遅刻寸前の電車でした。笑えます。



なんとか間に合った飲み会は、いかにもな感じでした。
上裸で張り手しあってる男3人、それを取り巻くウェーイ族、泥沼しかない恋愛トーク。
なんて分かりやすいんだサークル飲み会。

テンション的に遅れをとった僕は、うどんを啜っていました。
無駄に走ったせいでお腹が空いていたんです。
飲み会でうどんを啜ることがこんなに楽しいとは知りませんでした。

しかしそんな僕の前に、酒豪が現れます。
左手に日本酒、そして右手におちょこが二つ。


酒 豪 「 飲 も う や 」


これまたいかにもなセリフで攻めてきました。さすがです。
思わず斜体にしてしまいました。スピード感が違います。


うどんを片している間に酒豪がお酒を用意してくれました。
語らいながらチビチビ飲む。最高だな。
そう思ったのも束の間、おちょこを飲み込む勢いで一気に飲み干す酒豪。
あっけにとられる僕を促す酒豪。


酒 豪 「 う ま い ! 」

僕 「 ゔ わ ぁ ぁ 」


まっっっっっずぅぅ.....


マーライオンは免れましたが、
お酒なのに甘いっていうのが衝撃すぎました。

その後も何杯か飲みましたが、ほぼ初めての日本酒が
どうも味が合わなかった&飲み慣れてなさすぎて、
すぐに酔いが回ってしまった結果。
酒豪との対決はわずか5分で終了しました。

あれだけ楽しみにしていた飲み会でしたが、
初めてお酒で気分が悪くなったので、早々に帰宅しました。
酔いが回っていたせいか、帰りはなぜか徒歩でした。
パンクしたチャリもしっかり回収して帰りました。



その日からずっと日本酒を避けていましたが、
"辛口"から慣れていって、今では好きなお酒になりました。
日本酒の扉をこじ開けてくれた酒豪にも感謝しています。



色んなお酒の失敗談を聞きますが、
お酒は、味に関して言えば慣れだと思っています。
小さい頃嫌いだったコーヒーが好きになった!みたいな。

無理をせず、ゆっくり色々な種類に慣れていくことをお勧めします。
きっといつかは好きになれるんじゃないかな。


でも、くれぐれも無理をせず。
どんなコミュニティにも必ず、酒豪というか魔王はいます。
レベル1ではラスボスに勝てません。
仲間に出来るくらいにレベル上げして臨みましょう。


それでは、よいお酒ライフを。